自然
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常清滝
日本の滝100選に選ばれた名瀑
広島県で唯一、「日本の滝100選」に選ばれた滝です。中世代白亜紀の中期に噴出した流紋岩の断崖にかかり、高さは126mにもおよびます。瀑水は三段に分かれ、上が荒波(36m)、中を白糸(69m)、下を玉水(21m)と名付けられています。春の新緑、夏の清涼、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々に美しい風景を見せてくれ、多くの観光客やカメラマンを魅了します。三次市役所作木支所近くの駐車場から、遊歩道を約15分ほどで到着します。
※注意※ (常清滝にお越しの方へ)
カーナビやパソコン等の検索では、東側から滝の頂上に向かう山道のルートを示す場合がありますが、非常に狭い道である上に、滝の頂上から下を覗き込む形になり、段になっている滝のため一部しか見る事が出来ません。
三次市役所作木支所(茶色いレンガの建物)のすぐ裏にある駐車場から遊歩道を進むと、西側から滝の真下に到着し正面から滝の全貌を見る事が出来ます。駐車場から遊歩道へは一部階段が急な所がありますが、全体的にはそれほどきつい道ではありません。
ぜひこちらの側からご覧ください。1960年 広島県名勝指定
1975年 広島県環境保全地域指定
1990年 日本の滝100選入選
2001年 21世紀に残す日本の風景遺産100選
電話番号 0824-55-2111(三次市作木支所) 住 所 三次市作木町下作木 -
香淀の大イチョウ
珍しいラッパ状の葉を付ける巨樹
香淀迦具神社の境内にあり、推定樹齢600年以上、根回り周囲17m、樹高32m、胸高幹囲7.28mのイチョウで、広島県内第3位の巨樹です。ラッパ状の葉(杯葉)をつける全国でも数例しかない非常に珍しい樹です。ラッパ状の葉の数は少なく見つけるのも大変ですが、発見したときの喜びもひとしおです。 緑の葉の時でも見ごたえがありますが、11月中旬~11月下旬にかけて黄色く色付いた頃がやはり見頃で、落ちた葉が境内を埋め尽くす光景は黄色の絨毯を敷き詰めたようです。1990年 広島県天然記念物指定
電話番号 0824-55-7050(作木町観光協会・江の川カヌ-公園さくぎ) 住 所 三次市作木町香淀460 -
江の川
中国山地から日本海へと流れ込む「中国太郎」
全長194km、流域面積3,900㎢の一級河川で、中国地方で最大の大河である事から「中国太郎」と称されます。
北広島町の阿佐山を源流として、三次市中心部で複数の河川と合流し、作木町の境界線の西端を蛇行しながら北に向かって流れ、島根県江津市で日本海に流れ込みます。川幅が広く流れが比較的緩やかなため、古くから舟運が盛んで、かつては多くの川舟が往来していました。また、流域では鮎漁が盛んで、漁の解禁日後は鮎を求めて全国から多くの釣り人が訪れます。江の川沿いの道路は平坦で、視界が開けて景色も良いため、ドライブやツーリングに最適な人気のルートです。
中国山地の山々の緑を川面に映してゆったりと流れる姿は、時代が移り変わっても昔から変わる事のない作木町の情景です。
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ブッポウソウ
里山の空を舞う「森の宝石」
全身が瑠璃色で、翼には白斑があり、赤い大きなくちばしと赤い足が目立つ非常に美しい鳥で、「森の宝石」とも呼ばれています。5月初旬に東南アジアから日本に飛来して繁殖し、9月初旬にはまた帰っていく渡り鳥です。トキやコウノトリについで絶滅の危険が高い「絶滅危惧IB類」に指定されている希少な種ですが、保護活動により作木町は日本一飛来数が多い町になりました。警戒心が強い鳥なので、巣箱に近付き過ぎての観察や(100m以上離れる)、同じ場所に20分以上とどまっての観察は、子育ての放棄につながる事があるのでおやめ下さい。
ブッポウソウの姿は作木町各所で見られますが、伊賀和志地区には観察小屋がありますので、じっくり観察や撮影をする場合はこの小屋を活用して下さい。その他、ゴミを捨てない、田畑やあぜ道に無断で入らない(私有地です)、交通の邪魔になる駐車をしない、などの基本的なマナーを守って、みんながしあわせな気持ちで、この「しあわせの青い鳥」の美しい姿を楽しみましょう。
電話番号 0824-55-2115(作木町自治連合会)
0824-55-2907(めんがめ倶楽部)住 所 三次市作木町伊賀和志(観察小屋) 営業時間 5~8月(観察小屋が開いている期間) -
アサギマダラ
2,000kmを超える距離を移動する
羽に鮮やかな浅葱(あさぎ)色のまだら模様がある美しい蝶です。夏の終わりから秋にかけて、日本本土から海を渡って台湾・南西諸島・中国大陸へと、2,000kmを超える「渡り」をする珍しい習性を持ちます。
「旅するチョウ」
作木町では地元の方が休耕田を利用して、アサギマダラが好むフジバカマの原種(準絶滅危惧種)を栽培していて、この花の香りに誘われて9月中旬~10月中旬にアサギマダラが飛来します。
電話番号 0824-55-2907(農家民宿 菜の花ばたけ) 住 所 三次市作木町森山西845 ホームページ https://nanohanano-ie.jimdo.com/ -
森山のサイジョウガキ
県天然記念物(1990年12月25日指定)
樹高約28m、胸高幹囲3.4mで幹内に空洞があるものの、樹勢はよく、実を多くつけます。明治時代から大きくなっておらず、江戸時代以前の植樹です。三次市役所作木支所より作木町森山方面へ車で20分ほどの森山中西谷にあります。
住 所 森山中西谷 -
女亀山
県境から作木町を見下ろす山
島根県との県境にそびえる標高830mの山で、一帯は広島県自然環境保全地域に指定されています。山頂付近はブナなどの落葉広葉樹が残っており、鳥類の生息・繁殖及び中継渡来地として好適な環境となっている貴重な地域です。美しい自然林を目にすることができるほか、山頂先からは木の間越しながら琴引山から大万木山へと至る素晴らしい展望を眺めることができ、ハイキングや山登りには最高の場所です。岡三渕からの登山道より登山できます。
電話番号 0824-55-2111(三次市作木支所) 住 所 三次市作木町岡三渕
歴史・文化資源
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後鳥羽院御陵
歴史の影に眠る御陵
大山地区の天皇山にある後鳥羽上皇の御陵で、標識を目印に県道香淀三次線から石段を上がると、天然石の墓標がひっそりと立っています。後鳥羽上皇が承久の乱での戦いに敗れたのち、この地で崩御され葬られたと伝えられています。
電話番号 0824-55-2111(三次市作木支所) 住 所 三次市作木町大山 -
伊賀和志神楽団
受け継がれる舞
伊賀和志神楽は、石見神楽のうち邑智33神楽の阿須那派に属しています。伊賀和志神楽団の演目「鈴合わせ」は、昭和30年3月15日に広島県無形民俗文化財の指定を受けました。遠く源平の時代、この地に逃れてきた落人たちが、ありし昔の都での生活を偲んで舞った白拍子の舞を神楽に組み入れたものといわれ、唄われる歌詞の中に「しづやしづ、しづの小田巻くり返し」や、「吉野山峯の白雪踏み分けて」など、その名残りを見ることができます。
電話番号 0824-55-2111(三次市作木支所) 住 所 三次市作木町伊賀和志甲50-6(さくぎ郷土芸能伝承館) -
殿敷
小説、映画の舞台にもなった旧庄屋屋敷
江戸時代にこの地で庄屋をつとめた三上家の旧庄屋屋敷です。また作家山代巴の代表作、「荷車の歌」の物語の舞台になった古民家で、作木町では最も古い民家です。旧作木村時代に三上氏から寄贈を受け、貴重な文化財として、永く保存していくために改修が行われました。茅葺き屋根を長持ちさせるため杉の青葉を燃やしていぶす、「いぶし作業」をはじめとしたイベントが開かれています。
電話番号 0824-55-2115(作木町自治連合会) 住 所 三次市作木町岡三渕269-1
食・農業体験
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作木果樹園芸組合(森山地区)
甘くてみずみずしい梨をどうぞ
作木果樹園芸組合では、梨の立木契約や観光梨狩りを行っています。20世紀をはじめ幸水・豊水など色々な梨を味わえ、秋には梨狩りを楽しむ家族連れや団体客で賑わっています。
住 所 三次市作木町森山西 -
高丸農園
中国山地のふところにいだかれた高丸農園
ここは豊かな自然に満ちあふれたところです。うららかな陽ざしをあび、黄緑色のやわらかな新芽が芽吹きだすと、梨の白い花が見事に咲き誇り、はなやかに春を彩ります。季節の移りかわりとともに果実は稔り、秋には瑞々しい梨が収穫されます。
電話番号 0824-55-2833 住 所 三次市作木町香淀1-35 ホームページ https://npo.genkimurasakugi.or.jp/pears/
スポーツ・文化施設
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作木ふれあい公園
澄んだ空気の中で体を動かそう
スポーツイベントやレジャー等で利用される施設です。屋外のグラウンドゴルフ場ではグラウンドゴルフを、スカイドームではテニスを楽しむことができます。また、遊歩道の先にある展望台からは江の川の雄大な景色を目にすることができます。
電話番号 0824-55-2115(作木町自治連合会) 住 所 三次市作木町香淀481 -
文化センターさくぎ
作木町の文化と情報の発信拠点
作木町内で育った木を使用した木造施設です。図書館や視聴覚室をはじめとした設備が充実しており、情報発信の拠点としての役割を担っています。さらに学校教育の枠を広げ、住民の方の生涯学習や異世代間交流の場としても機能しています。また、トレーニングルーム等の設備が充実しており、体力づくりや健康のために多くの方が利用されています。ステージは体育館として利用されるほか、「さくぎふるさとまつり」や、無形民俗文化財指定神楽団が共演する「さくぎ共演大会」をはじめ多くのイベント等の会場としても利用されます。
電話番号 0824-55-2115 住 所 三次市作木町下作木905-2 -
江の川カヌー公園さくぎ
作木町の大自然を全身で満喫
中国地方一の大河「江の川(ごうのかわ)」。その川沿いにある江の川カヌー公園さくぎは、カヌー施設のほか、オートキャンプ場、水遊びゾーン、コテージなどを備えた施設です。カヌースクールは未経験でも大丈夫。インストラクターが一から丁寧に指導します(要予約)。コテージは各棟にお風呂やキッチン等の設備が整っており、いろりが付いているのが特徴です。日帰りでも泊まりでも、作木町の大自然の中でたっぷり遊んでゆったりとくつろぐことが出来ます。
電話番号 0824-55-7050 住 所 三次市作木町香淀116 営業時間 8:30~18:00(レストラン11:00~14:00) 定休日 火曜日(GW・夏休み期間は無休) ホームページ http://www.genkimurasakugi.or.jp/
宿泊・食事・お買物
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農家民宿 菜の花ばたけ
山里の農家に泊まって自然体験を
山々に囲まれ目の前を小川が流れる環境で、様々な自然や生き物に触れあう事が出来る民宿です。縁側からでも「森の宝石」ブッポウソウが観察できる豊かな自然環境です。
普段は農業を営んでいるご夫婦が田舎の親戚のようにお出迎えします。都会にはない本物の自然と、田舎ならではの温かいおもてなしをどうぞ。
他にも、ブッポウソウの保護活動、アサギマダラを呼び寄せるためのフジバカマの栽培、遊休地を整備してドローン練習場を造るなど、様々な町おこしや活動をされています。詳細やガイドの依頼については下記ホームページの方をご覧ください。
電話番号 0824-55-2907 住 所 三次市作木町森山西845 料 金 宿泊:1泊2食付7,000円 (体験、材料代別) ホームページ https://nanohanano-ie.jimdo.com/ -
滝見家旅館(食堂たきみや)
常清滝近くにある旅館
「日本の滝100選」に選ばれ、作木町を代表する名勝でもある常清滝の近くにある旅館です。常清滝の駐車場まで約1km、滝つぼまで約1.5kmのところにあります。
食堂で食事のみのご利用も出来ます。アユ釣り名人の店主が振る舞う料理を楽しみながら、釣り談義に花を咲かせるのも一興です(川魚料理は要予約)。オードブル等の注文も承りますのでお問い合せください。
旅館客室/全9室 収容人数/20人
電話番号 0824-55-2038 住 所 三次市作木町下作木1572 営業時間 【宿泊】チェックイン16:00~翌朝10:00
【食堂】17:00~21:00定休日 日曜日 料 金 素泊まり/5,000円 1泊2食付/7,000円(税別) -
コテージ いろり庵
(江の川カヌー公園さくぎ内)木の温もりを感じられる和室のコテージ
江の川カヌー公園さくぎにあるコテージです。カヌーや水遊びで疲れた体をゆったりと休めておくつろぎください。(素泊まりの施設なので、食事はお客様の方で食材等を持ち込んでの調理となります)
最大の特徴は各棟にある囲炉裏(いろり)。炭起こし器があるので、ガスコンロで炭に火を付けて囲炉裏で炭火を楽しめます。冬場はみんなで鍋を囲んでほっこり。
お風呂、トイレ、キッチン等、その他の設備も整っているので、快適に特別な時間を過ごす事が出来ます。
第1コテージ(最大6名)×5棟
第2コテージ(最大14名)×3棟
予約専用サイト(じゃらんnet) www.jalan.net/yad312109
電話番号 0824-55-7050 住 所 三次市作木町香淀116 営業時間 チェックイン15:00~翌朝10:00 定休日 火曜日(GW・夏休み期間は無休) ホームページ http://genkimurasakugi.or.jp/cottage -
川の駅 常清
江の川沿いの癒しのスポット
川の恵みと安らぎで、心も胃も満たしてくれる場所です。地元のお母さんが作るご飯や、川魚など特産品を活かした郷土料理に心も和みます。特に、お店の看板にもある鮎を使った料理は、鮎の塩焼き、鮎の塩焼きと自家製のうるかがセットになった鮎定食、鮎が丸々1尾のっている鮎うどん(そば)、他では珍しい秘伝のたれをかけた鮎丼などが食べられます。
地元の酒米を使ったお酒「わかたの酒」や、江の川の鮎を使った「鮎だし醤油」など、地元の土産物の販売もしています。
電話番号 0824-55-7020 住 所 三次市作木町下作木1537 営業時間 土産物コーナー
10:00~17:00
お食事処
11:00~15:00(ラストオーダー14:30)ホームページ http://npo.genkimurasakugi.or.jp/kawanoeki/