江の川

中国山地から日本海へと流れ込む「中国太郎」

 全長194km、流域面積3,900㎢の一級河川で、中国地方で最大の大河である事から「中国太郎」と称されます。
 北広島町の阿佐山を源流として、三次市中心部で複数の河川と合流し、作木町の境界線の西端を蛇行しながら北に向かって流れ、島根県江津市で日本海に流れ込みます。川幅が広く流れが比較的緩やかなため、古くから舟運が盛んで、かつては多くの川舟が往来していました。また、流域では鮎漁が盛んで、漁の解禁日後は鮎を求めて全国から多くの釣り人が訪れます。江の川沿いの道路は平坦で、視界が開けて景色も良いため、ドライブやツーリングに最適な人気のルートです。
 中国山地の山々の緑を川面に映してゆったりと流れる姿は、時代が移り変わっても昔から変わる事のない作木町の情景です。