伊賀和志神楽団

受け継がれる舞

 伊賀和志神楽は、石見神楽のうち邑智33神楽の阿須那派に属しています。伊賀和志神楽団の演目「鈴合わせ」は、昭和30年3月15日に広島県無形民俗文化財の指定を受けました。遠く源平の時代、この地に逃れてきた落人たちが、ありし昔の都での生活を偲んで舞った白拍子の舞を神楽に組み入れたものといわれ、唄われる歌詞の中に「しづやしづ、しづの小田巻くり返し」や、「吉野山峯の白雪踏み分けて」など、その名残りを見ることができます。